FLINTについて

原価で欲しけりゃ自分で作れ。すべての物を作らない方々に送る言葉です。買えます。

FLINTは、ハードウェアを作るサークルです。好きなものを好きなだけ作るを信条に、世の中に有ったり無かったりするものを有って良かったり良くなかったりするように作ります。

なぜ作るのか

なぜ息をするのか、という疑問と同じぐらい具問です。生きているからです。

何を作るのか

作りたいものを作りたいだけ作ります。

売るために作りたくないものを作る事はありません。その虚しさを知っているからこそ作りたいものだけを作ります。

なぜ売るのか

人間だれしも承認欲求を満たされることに貪欲です。承認欲求の満たされかたはいいねだったり称賛だったりいろいろありますが、作った物にお金を払ってくれる人がいるという承認欲求の満たされ方は最上級にあたると考えます。

自分が作りたいものではない物が売れてもあまりうれしくありません。しかし、自分が欲しいものを作り、それが売れたときに承認欲求の満たされ方を想像してみてください。それはそれはとんでもありません。

売り上げは全て次回の製作品やそれを生み出す経費として使われます。利益が無くなるまで使い続けます。ものを作る事が目的だからです。

何を作ったのか

高度に豊かになった日本では、なんでも有り、何にもありません。高度に発達した文明ではそれ自体に大いなる矛盾が含まれています。カオスの欠如です。カオスこそ新しい物を生み出す原動力であり、カオスが時代を変えていきます。そのカオスに深く切り込み時代を変えるような作品を作っています（時代は変えていません）

例えば、メールの謎ルールに対するアンチテーゼ的な批判を具現化した作品「お世話になっております。キーボード」や、一片的なルールでクオリティオブワークの質を下げるPCがロック状態になってしまう事を防ぐ「スクリーンセーバーキラー」シリーズと脈絡もこだわりもなく調子のってそれなりに次々と発表しています。

お世話になっております。キーボード

勢いで作ってしまった。今は反省している。実用は無視してネタに走ってしまった事は反省していますが、普通に使ってます。中身はArduinoになっていてプログラムを変更する事で、色んな用途に使用しています。

スクリーンセーバーキラー

計測用に使っていたPCがスクリーンセーバーになる度にデータ欠損が起きる事態を何とかしようとこの基板は作られました。フリーソフトや設定で変えれば良い？それが出来ないから苦労するんじゃないの。たまに出る確認ダイアログがうるさかったので自動的にクリックする機能も付いています。

スクリーンセーバーキラー忍者

スクリーンセーバーキラーはデカいしクリック機能は要らんという声を受けて、そーなの？赤くてかわいいじゃんと思いながら作りました。小さい物は難しく色々と制約がある中、何とかまとまりました。小さいと画ぢからが無いので忍者のイラストを描いてもらいました。

この大テレワーク時代にスクリーンセーバーキラーが売れる事自体が社会の闇を如実に表現していると考えます。しらんけど

また、これは非常に大事な事ですが、物を作るとその過程で「こんなのが有ったらいいな～」が必ず出てきます。そしてそれを作ります。そしてそれを作る過程でまた「こんなの有ったらいいあ～」が出ています。そしてそれを作ります。いつまでたっても終わらない無限ループに陥り、ものづくりが止まりません。

Control Panel 28 shield

Arduinoに表示と物理ボタンを増やすシールド。Arduinoで何か作る時に大体困るのが表示と入力の部分です。このシールドはそれを簡単に使えるように設計されています。物理ボタンの多さにこだわったため、サイズは大きくなってしまい、販売会社様からは倉庫で場所を取るともお声をいただいております。

キーボードを作ろうぜ！キット

プログラミング無しでキーボードを作れるキットとして開発しました。押しボタンスイッチに銅線2本はんだづけしてパソコンにつなげればキーボードになるというお手軽さです。生産ラインで特定のキーしか使わないみたいなところでの使用を想定しています。フルキーボードを作ったという強者もおり、世界は広い事を認識させてくれます。