FLINT マクロ・リモコンキーボード設定ツール 説明書

本製品は、赤外線リモコンでPC操作を行えるマクロ入力デバイスです。付属の赤外線リモコンを使って、キーボード入力やマウス操作をワンタッチで実行できます。

設定はとても簡単で、PCに接続してWebブラウザから操作を割り当てるだけ。プログラミングや専用ソフトのインストールは不要です。各リモコンボタンに、文章入力、ショートカットキー、マウス操作などを自由に設定できます。

割り当てた設定は本体に保存されるため、一度設定すれば、別のPCに接続しても同じ操作を行うことができます。
USBキーボード/マウスとして認識されるため、Windows、macOS、Linux、Raspberry Pi など、ドライバ不要で幅広い環境に対応します。※特殊機能キーはOSのよっては対応していません。

プレゼン操作、動画編集、配信操作、業務アプリの定型入力、デジタルサイネージ端末、手が離せない場面での操作補助など、さまざまな用途に活用できます。
「よく使う操作を、リモコン一つで実行したい」そんなニーズに応える、シンプルで実用的なマクロ入力デバイスです。

 

↓設定ツールはこちらをクリック↓(動作環境は、Chrome/Edgeです)

1. 設定ツールで出来ること

  • 1~0*#↑←OK→↓(リモコンの各ボタン)に割り当てる動作(文字入力 / 特殊キー / マウス / 待ち)を編集
  • デバイス(本体)から設定を読み込み(Load)
  • 編集した設定をデバイスへ書き込み(Write)
  • 設定を .comm ファイルとして保存/読み込み
  • EEPROM クリア(設定初期化)
  • ファームウェアアップデート

2. 基本手順

2.1 接続

1) 本体ドングルをPCに接続する
2) ブラウザで設定ツールを開く
3) ポート選択ダイアログで、「FLINT マクロリモコンキーボード(COM?)のシリアルポートを選ぶ
4) 接続 を押す

2.2 既存設定の読み込み(Load)

1) 読み込み(Load) を押すとPad欄に現在の設定が表示されます。

2.3 Padの編集

1) 編集したいPadの入力欄をクリックして「選択」する(枠が強調されます)
2) キーボード/マウス/特殊機能のボタンを押して内容を追加
3) 必要に応じて手入力で微調整

4.4 書き込み(Write)

1) 書き込み(Write) を押す
2) ログに OK COMM SAVED ...OK が出たら完了です

3. 画面の見方

  • 接続/切断: 本体とシリアル接続します
  • 読み込み(Load): 本体のEEPROMから現在の設定を読み込みます
  • 書き込み(Write): 画面の設定を本体へ書き込みます
  • EEPROMクリア: 本体の設定領域(マクロ)を消去します(画面のPad欄も空になります)
  • EEROM使用率: 送信データ量の目安です(2048 bytesが上限目安)。赤字は上限超えです
  • ファイル開く/保存: .comm ファイルの読み込み/保存

中央:

  • Pad エディタ: Pad1~Pad17 の入力欄。ここに「動作」を文字列で記述します
  • キーボード: クリックで、選択中のPad入力欄へ追加します
  • マウス: クリック・押下/離し・移動・ホイールを追加します
  • 特殊機能: Wait(待ち)など
  • System / Consumer キー: 音量・メディア・ブラウザ等のキー
  • 本体設定: LAYOUT_JP/USEEPROM_dump/listDEBUG_ON/OFF
  • 実行LED表示: LED色(LED_RGB=...)を本体へ送信します
  • ログ: 本体からの応答(OK...COMM...)が表示されます
  • ファームウェアアップデート ボタン:ドングルのファームウェアを書き換えます

4. Pad入力欄の書き方

Pad入力欄は「データコード文字列」です。

  • 普通の文字(ASCII)はそのまま入力できます(例: Hello
  • 特殊な操作は [...] の形式で入力できます(ツールのボタンで自動入力されます)

4.1 よく使う例

  • 文字を入力してEnter:Hello[Enter]
  • 1000ms待つ:[WAIT=1000ms]
  • マウスを右へ10移動:[M_RIGHT=10]
  • マウス左クリック:[CLICK=L]
  • Ctrlを押しながら c を入力(コピー):[PRESS=LEFT_CTRL]c[RELEASE=LEFT_CTRL]

4.2 代表的なトークン

  • キーボード(例):
  • [Enter] [ESC] [TAB] [BS] [↑] [↓] [←] [→]
  • [F1]?[F12]
  • 押しっぱなし表現:
  • [PRESS=LEFT_CTRL] / [RELEASE=LEFT_CTRL](Shift/Alt/Win なども同様)
  • マウス:
  • [M_UP=n] [M_DOWN=n] [M_LEFT=n] [M_RIGHT=n]
  • [WHEEL_UP=n] [WHEEL_DN=n]
  • [CLICK=L|R|M|PREV|NEXT]
  • [MPRESS=L|R|M|PREV|NEXT] / [MREL=L|R|M|PREV|NEXT]
  • System / Consumer(ツールのボタンから入れるのが確実):
  • [VOL_UP] [VOL_DOWN] [VOL_MUTE]
  • [MEDIA_PLAY] [MEDIA_PAUSE] [MEDIA_STOP] など

5. ファイル保存/読み込み(.comm)

5.1 ファイル保存

1) ファイル保存 を押す
2) 画面のPad設定が COMM...<00> 形式で .comm として保存されます

5.2 ファイルを開く

1) ファイル開く を押す
2) .comm を選ぶ
3) COMM... 行がPad欄に展開されます

6. EEPROMクリア(初期化)

EEPROMクリア を押すと本体に EEPROM_clear を送信します。画面のPad欄もすべて空になります。

※ 取り消しはできません。事前にファイル保存しておくのがおすすめです。

7. 本体設定(レイアウト/デバッグ/LED)

本体設定は、本体に直接記録される設定です。ボタンを押したときに本体に設定されます。

  • 日本語キーボード / USキーボード
  • 本体へ LAYOUT_JP / LAYOUT_US を送信します
  • EEPROM_dump / EEPROM_list
  • 本体へコマンドを送信し、ログに表示します
  • DEBUG_ON / DEBUG_OFF
  • 本体のデバッグ出力を切り替えます
  • 実行LED表示
  • リモコンからの信号を受信して、キーやマウスを動かしている時に点灯します。
  • 色を選んで LEDに送信LED_RGB=R,G,B を送信します。OFFLED_RGB=0,0,0 を送信します

8. ファームウェアアップデート

ファームウェア

バージョンリリース日ファイル変更内容
1.002026/01/03ファイル初期リリース

1) 本体を 接続 した状態で、下部の ファームウェアアップデート を押す

2) 確認ダイアログOK

3) PCに RPI-RP2 ドライブが出たら、ファームウェアの .uf2 ファイルをドラッグ&ドロップします

4)本体と接続すると、ファームバージョンが表示されるので、ちゃんとバージョンアップされたか確認します。

9. よくあるトラブル

「このブラウザは Web Serial に対応していません」と表示される
Chrome / Edge を使ってください
接続できない / ポートが出ない
Arduino IDE のシリアルモニタ等、他のアプリがポートを掴んでいないか確認
延長USBケーブルやHUBを使っている場合は、直接PCに接続してみる
Writeでエラーになる(不正な文字列)
[…] や <..> の形式が崩れていないか確認
よく分からない場合、ボタン入力で組み立てるのが安全です

安全上の注意

このデバイスはPCに対して「キーボード/マウス」として動作します。

  • テスト時はメモ帳など、影響が小さいアプリで確認してください
  • 意図しない入力が起きる可能性があるため、重要な画面(パスワード入力など)では操作しないでください
  • リモコンの通信信号は、汎用的なものなので他のリモコンでも反応する可能性があります。使用にはご注意ください。

本体ドングルのファームプログラムをするには

この本体ドングルは、RP2040のマイコンを使っています。汎用マイコンボートとしてArduinoIDEなどでプログラミングが可能です。スペックや回路などの情報はこちらをご覧ください。