FLINT RP2040-Grove Board

概要

USBドングルサイズでRaspberry Pi Pico互換

66mm×24mmの小型サイズで、RP2040と16Mbitのフラッシュメモリを搭載し、Raspberry Pi Picoで開発したプログラムが簡単に移植可能。Grove端子を付けて、USBドングル型にしてケースにまとめました。オシャレなカッフェーで基板をむき出しにする事なくオシャレに開発を進める事ができます。

様々なユニットに対応できるGrove端子を搭載

Groveの電源電圧や信号電圧に5V・3.3Vのどちらでも対応が可能。信号線もII2C / アナログIN / DIO / UARTに切り替えが可能なので、幅広いユニットに対応します。(デフォルトでは電源5V・信号線3.3V・I2Cになっています。M5Stack社の4ピン拡張ユニットの仕様)

デバッグ・インジケータに使えるフルカラーLED搭載

WS2812B-2020を本体に搭載しているので、色でステータスを伝えるインジケーターなどに使用可能です。IOにRed LEDも搭載していますので、単純なLチカもすぐに表示できます。

ギャラリー

仕様

  • MPU:RP2040
  • FLASH Memory:Winbond Elec W25Q16JVUXIQ
  • USBコネクタ:USB-A
  • 電源:5V(USB-A端子から供給)
  • 表示:LED(Power/RX/TX/IO25/フルカラー)
  • Grove端子電源:電源5V・3.3V変更(スイッチ切替)
  • Grove端子信号電圧:ロジックレベル変換回路(BSS138使用)内蔵で5V・3.3Vの両信号線に対応(はんだジャンパーで切替)
  • Grove端子信号ライン:I2C / アナログIN / DIO / UARTに切り替え可能(はんだジャンパーで切替)
  • サイズ : 66mm×24mm×14mm(USB・ケースを含む)

電圧切り替え

Grove端子には、5V系統と3.3V系統が混在していて、接続する機器が何V系統なのか確認が必要です。例えば電源ラインが5V・信号線が3.3Vという機器もあります。(M5Stack社の4ピン拡張ユニットはこの仕様です)

電源ラインの切り替えは、基板のスライドスイッチで行います。

信号線の電圧切り替えは、RP2040が3.3Vで動いているので、Grove端子に直結すると3.3V系統になります。

以下のようにはんだジャンパーをすると、レベルコンバーターを通り、3.3V系統に変換されてGrove端子に接続されます。

※すべてのパットがショートしないように、ハンダ付け後、確認してください。

信号線の切り替え

信号線は用途に応じて以下のように、はんだジャンパーをします。

※アナログ信号をマイコンに入れたい場合は、レベルコンバーターを通すと正確にAD変換が出来ない事があります。

はんだジャンパーの取り方

はんだジャンパーは、はんだ吸い取り線などを使用してきれいに取ります。自信の無い方は、いらない基板で練習してからにしましょう。

Grove端子の外し方

Grove端子は線をもって引き抜くと接触不良になりやすいので、爪で端子のケース部分をもって抜くか、専用の工具を使用して抜きます。

専用工具は、ENGINEERのSS-10が便利です。

ケースの閉め方、開け方

このようにケースにセットして蓋を閉めます。穴に若干のオイルを爪楊枝で塗って余計なオイルをティッシュで拭いておくと再度開けるのが容易になります。

開けるのにはコツが要ります。マイナスドライバーを差し込み抉ります。隙間が空いたら左右からドライバーを入れ隙間を広げていきます。この時にケースには傷がつきますので慎重に行います。

回路図

サンプルコード

サンプルコードは、Python開発環境としてThonny、ArduinoIDE開発環境として、earlephilhower/arduino picoの2種類があります。一応コンパイルは通るコードですが、使い方はググりながら使用してください。